八幡屋徒然なるままに

茨城県下妻市で 八幡屋という宴会場を経営しています。 お店の紹介 毎日着物で生活しているので着物にまつわる話 大好きなデジタル物の事など 思いつくままに書いてみます。

81歳の母とLINE 高齢者にとってのスマホ

iPhoneを見ながら、この名前佐谷婆ちゃんだよねと息子が言うので

LINEの新しいお友達に実家の母の名前を見つけた

私の両親はかすみがうら市下佐谷とうい所に住んでいるので

息子達は私の母を佐谷婆ちゃんと呼ぶ

だいぶ前、母が携帯電話を持つようになったことは知っていた

いよいよスマートフォンに変えたのかと驚いたけれど

どう考えてもスマートフォンなど持つとは思えない

同じ敷地内に住む弟から、何事あったときのため

携帯をもつよう言われたからと何年か前ガラケーをもつようになったとは聞いていた

佐谷婆ちゃんの使っていた番号を誰か引き継いで使ってるんじゃ無いの?

でも、もし婆ちゃんのLINEなら

翔湊(長男の息子)の写真を送ってあげられるね

LINE始めたか聞いてみてよ

そんな風に話した後このことは忘れていた

 

何日かして朝、着物を着たり出かける支度をしていたら

LINEの無料電話が掛かって来た

LINEで私に電話をしてくるのは、からし菜茶の中島さんだけで

朝早くなんだろうと思って見ると実家の母からで

電話に出るなり、

何で顔が見えないんだろうと言っている

え?LINEの通話って顔が見えるの?と言いつつ

画面を見るとビデオ通話というのを見つける

ビデオ通話にすると母のしわくちゃな顔が写っている

ああ見えた、相変わらず美人だねと母の声

ねえねえスマートフォン買ったの?LINE始めたの?と聞くと

むこうから父と弟の声も聞こえてきた

ガヤガヤと何か言い合っている

俺のことは写すなという父の声

何でいまさら顔を見せたくないのか意味不明

スマートフォンではなくiPadを使っているらしい

母は弟から貰ったと言い

父は俺が買ってやったと、どうでもいい事を言っているので

忙しいから後でねと言って通話は終了

 

幡屋に行き、やっぱりLINEは佐谷婆ちゃんだったと息子に言う

再びLINEのビデオ通話にすると

母の、ほんとに美人だ美人だというのが聞こえる

若い頃そんな事は一度も言われなかった

親子でも年をとると社交辞令を言うようになるんだ

そして人間は年を取るとお婆ちゃんもお爺ちゃんのような言い方をするようになるらしい

赤ちゃんの写真持ってきてよと言うので

LINEをやってれば、いつでも写真を送れるんだよと言って

沢山写真を送ってあげました

 

いつまで経っても既読にならないので、

なんで写真を見ないの?と電話すると

弟がいないと写真の見方が分からないという

私の頭の中の

母にもInstagramのアカウントを作って

母が作ったろうけつ染めやパッチワークの投稿を薦める計画は

あっという間に泡のように消えて行きました

 

そして2週間後

何の音沙汰も無いのでiPadは宝の持ち腐れかと思っていたら

母から、沢山写真を送ってもらって毎日見ているよと電話をもらいました

 

息子とお嫁さんと夫と私のLINEのグループに母も招待しましたので

お嫁さんからの写真を母も見ていたわけです

 

良い時代になりました

実家には年末一回しか行かないことを後ろめたく思っていましたが

LINEが解決してくれました

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佐谷 父母