八幡屋日記

茨城県下妻市で 八幡屋という宴会場を経営しています。 お店の紹介 毎日着物で生活しているので着物にまつわる話 大好きなデジタル物の事など 思いつくままに書いてみます。

法事の楽しみ

なかなか会えない人達に会えるから

法事が楽しみなの。

 

そう話して下さったお客様がいました。

そういう風にはっきり言わなくても

そう思っているんだろうなと感じる光景はよく目にします。

 

会食が終わり

解散した後も、ずっと話し込んでなかなか帰ろうとしない人達

 

元気でね

あなたもね

 

名残惜しそうに見送る人達

 

法事は個人の冥福を祈り霊を慰めるための行事ですが

生きている人達にとっても慰めになるのですね

 

去年の暮れ、私が下妻で夫と宴会場を経営していることを知って

母方の親戚が法事で

福島、東京、千葉から

18名来てくれました。

 

ほとんどが子供の頃逢ったきりの人達で

四十年、中には五十年ぶりの人も

生きている内二度と会うことは無いかもしれなかったのに

法事ということで

たまたま宴会場をやっているということで

会うことが出来ました。

 

福島に住む母の妹は書店を経営しています。

あんたはまだ本が好きなの?

好きですよと答えると

バッグの中から

読みかけの本をくれました。

相変わらず楽しい人で

お腹の皮がよじれるほど

笑ってしまいました。

叔母から成人の御祝いにもらった本

「素敵なあなたに」は

本好きな私の宝物です。

 

今回会えた人達のほとんどは、

多分もうお会いすることは無いかもしれません。

 

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〇〇ちゃんからの着物

今から6年前のこと(東日本大震災のあった年)

幡屋に入って3年くらいになり

やっと着物を着る気になったので

着物を着るので着付け教室に通ってる事を話すと

あっという間に八幡屋の女将は着物を着るらしいと

話が広がって、

着物をあげるから取りにおいでと何人かの方から声がかかり

私としては、着物なんてタダで貰うわけにいかないし

気に入らなくても一応貰って御礼をしなくてはならないだろうと考えました。

 

 〇〇ちゃんは時々バイトに来てくれている人で

顔を見るたび家においでと言われ

着物を見に行きました。

 

テーブルに山と積まれた着物を見て呆然・・・

気に入らないどころじゃ無い

どれも素晴らしい

しかも新品、しつけのかかったままの見事な着物と帯

どれも欲しくてローンを組んで買ったけど

着ないで終わっちゃった。

孫達に入学祝いをあげたいので気持ちでいいから箪笥ごと買って欲しいということでした。

 

私はその時既にかなりの枚数を所有していたし

とてもこんな高価な着物は仕事で着れないと

その日は帰りました。

 

帰宅後夫に素晴らしい着物だけどとても買えないと言うと

箪笥もまとめて50万ならと言ってみたら?

中古屋に引き取ってもらってもそんな金額にはならないと思い彼女に話すと、

快く譲っていただけることになりました。

 

 

後日仕事に着れるよう汚れ防止加工に呉服屋さんに出しました。

 

奥さん本当にこれ仕事に着るんですか?

もったいない、どれもたぶん百万円でも買えません。

と言われ

ああやっぱり、でも、私が着れば毎回大勢の人に見てもらえて着物も嬉しいかもしれない。

そう思いながら、なかなか袖を通すことが出来ずにいます。

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中古の着物

仕事用にと着物、帯など一揃えあつらえてもらいましたが

仕事着だからといって一枚という訳にはいかないし

母が持たせてくれた着物はどれも既に私には可愛いすぎて

賞味期限切れでした。

 

中古の着物屋を見つけた私はあれもこれもと30枚も買ってしまいました。

総額10万円くらいでした。

何の知識もなく、ただ柄の好き嫌いだけで選んだ着物たち

何枚かは小さすぎたり、肝心なところに大きなシミがあったり、布が劣化していて2、3回着ただけでバラけてしまったり、

それでもお宝も何枚かありましたので良い買い物になりました。

 

その中の一枚は裾が擦り切れ

袖丈が長かったのでお直しに出し

買った時の何十倍も修理代がかかりましたが

 今でも一番のお気に入りです。

 

 

 

 

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お客様は何処に?

奥さんもう30待ってるんですけど

お客さんが来ないんですよ。

 

ある日曜日のこと

運転手から電話がありました。

 

法事などは予定より早く終わったり

うんと長引いたりすることもあるので

その日も

「もう少し待っててみて」

と答えましたが

一時間経ってもお見えにならないので

それは大変、待ち合わせ場所を聞き違えたのかと

夫の姉と夫の従兄弟も

それぞれ車でお客様を探しに出て行きました。

 

その日の予約は、かなり高齢の女性からで

わざわざ打ち合わせに来店していただくのは大変ということで

何回もお電話を頂き

さいわいバスのお迎え場所もよく知っている地域でしたから

間違えることは無いだろうと思いました。

 

高齢の女性ということで

携帯電話も聞いていません

 

お墓参りの後、ずっとバスが来るのを待っていたらどうしよう。

 

予定の時間を3時間ほど過ぎて

ようやく自宅の電話にお客様が出てくださいました。

 

本日予約を頂いていた八幡屋です。

 

ああ、八幡屋さん今日はお世話になりました。

 

???今日予約を頂いておりましたが

バスもお迎えに参りましたが

いらしていただいてないですよ

 

え?行きましたよ

バスにも乗って

今御料理を食べて帰って来たところです。

ちょっと待ってて下さいね。

 

息子さんに変わっていただき

お店を間違えていたこと

息子さんのほうが予約していたお店で御食事を済ませたこと

女性はそのお店が八幡屋だと勘違いしていたことがわかりました。

 

直ぐに息子さんご夫婦がお詫びと支払いに来て下さいました。

 

ああ良かった

ご無事で何よりでした。

二件分支払うのは大変でしょうと

義姉の意見でその日は半分だけお支払い頂きました。

 

これからますます高齢化社会になります。

お電話だけの予約は気をつけないといけないと思いました。

 

 

 

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真夏の着物

着物を着始めて初めての夏

あまりの暑さに思考が止まってしまいました。

文字通り頭の中は真っ白

倒れそうです。

 

そういうわけで

洋服でお店に出たら夏は夏の着物があるだろうと

男性客からお叱りのお言葉

私が着物を着るのってそんなに重要なことなの?

 

もちろん夏は夏の着物を着るし

下着もうそつきという優れ物も活用しています。

 

あれから6回目の夏

体が慣れたせいかさほど暑さを感じなくなりました。

その分体感温度は異常になり

夏でも外出にはコートが欠かせません。

 

(そして、私の着物姿も

だいぶ皆さん見飽きたらしく

平日洋服姿でいると

洋服もいいね〜なんて

喜んで下さるお客様もいて良かったです。)

 

昔の人は慣れで着物の暑さに耐えられたんだな

日本よりもっと暑いインド人が、いかにも暑そうな衣服をきていられるのも、すべては慣れなのか、

この頃そう思うようになりました。

 

絽の着物など着ているときは

涼しげですね〜なんて言われます。

涼しくはありませんが、

お客様が涼しく感じてくださるなら

着ていて良かったと思います。

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着付け上手な人々

 

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「着物の着方、上手になったじゃない

この間は白い襟が見えていなかったもの。」

 

着物を着始めてしばらくした頃

そう言われて 

着物を着れるようになることと

綺麗に着こなすことは

別な次元だと思いました。

 

着物の着付けが完璧な人は

例外なく洋服の着こなしも完璧なのです。

才能なのだなと思います

私などは毎日着ていても

彼女達のように着こなすことは出来ません

 

着物を自分で着るようになると

他人の着こなしの善し悪しが

否が応でも目に付きます

それは意地悪でもなんでもなくて

知ってしまったから気になってしまうということで

仕方の無いことです

 

着物を着始めた頃私は

長時間着ていれば着崩れるのは

当たり前と考えていました。

 

きちんと着れば着崩れないんだ

6年も着続けて

やっと理解出来るようになってきました。

それでもなんだか今日はここが気になる

あそこが駄目だったと、気になる所は出てくるのです

着付けって奥が深い

何年も着付け教室に通う人がいます

不思議に思っていましたが

今ではなるほどと納得です。

 

 

ほんの少しホラー?

 

私はあなたを見るのが怖くて仕方が無いんです。

などと言われたことはありますか?

 

インターネットは不特定多数の人が読んでくれたりするので

一度、同じ理由で同じ事を言われたことのある人がいるか

知りたいと思っていたので書いてみます。

 

もう15年も前の事

長男は調理師の資格も取得出来る高校に入学しました。

1学年10数人足らずの学校で

 

入学する前から手続きやら説明会など幾度となく

私達父母も学校に行きました。

 

ある日、職員室の廊下を通る度

先生方が職員室から不自然に出てきて私を見ている事に気がつきました。

 

そうかそんなに私は綺麗なのかと思いたいところですが

そうではなく、一種異様な物を見る時の目です。

わざわざ

「さあ来たぞ見に行こう」

そんな感じです。

 

そして合格発表の日

入学手続きに事務所に行くと

1人の女の先生が話しかけてきました。

 

「生井さんてこの学校にご兄弟とか親戚関係の人はいらっしゃる?」

 

実は妹の義理の姉が栄養士で講師としてこの学校にいたのですが

私は面倒なのでいませんと答えました。

 

やはり異様な物を見る目で私を見ていました。

 

学校の近くにこの学校で経営している中華料理店があって、

私達母親達は学校に行くたび何人かでランチを食べに行きました

 

何回めかに行った日の事です。

中華料理店の店長が私に話しかけてきました。

彼もやはりお店に行くたびまじまじと私を見ていました。

 

1年ほど前によその学校に移って今はいないのですが

以前この学校にいた女の先生が

あなたと顔が

何もかも、目も鼻も口も眉も

似ているなんて物じゃ無くおんなじなんです

だから私はあなたが来ると怖くて仕方が無いんです。」

そう言いながら本当に恐ろしそうに私を見ていました。

 

え〜〜!そうなんですか?

だから皆私のことを見ていたんですか?

 

私にはそれくらいしか言えませんでした

 

そして帰りの車の中で夫や息子達にそのことを話すと

 

あーあの学校のパンフレットに載ってる女の人でしょう?

お母さんにそっくりだよねと言いました。

 

けれどその写真は物凄いピンぼけなのです

 

私は、あんなにピンぼけじゃ似てるかどうかなんて解らないじゃないと言いました

 

けれども息子達は、いや凄く似ているよと言いました。

その時始めて私は冷水を浴びたように何故かゾッとしたんです。

 

私の顔はどちらかというと特徴が無いせいか

よく色んな人に似ていると言われますが

あんな言われかたをするとは思いもよらず

誰かと誰かが似ているねという話を聞く度

この時の事を思い出します。

 

そして私自身昔の知人と同じ顔だと思う人に1人だけ会ったことがあります。

同一人物で無い事は、勿論名前も違うし、明らかに一回りは年齢が違っていたので解りました。

この時も私は冷水を浴びたような気持ちになりました。

 

世界には自分と同じ顔の人が3人いると聞いたことがありますが

私はその人に会ってみたいとは思いません。

 

怖いので・・・・

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